一億総脱サラ

という名の雑記ブログ

またやっちゃったぜ日産

日産の西川社長が辞意を表明しました。
前CEOカルロス・ゴーンを退任に追いやったイメージが強いですが、
不正の規模は違えど私欲の為に地位を利用したのは否めませんね。
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日産の現状はと言いますと、
2019年度第一四半期の営業利益が前年同期比98.5%減の16億円、当期純利益が同94.5%減の64億円という大減益です。

カルロス・ゴーン体制から脱却し、立て直しを図るのが最優先のこの時期に、
日産にとっては更なるダメージですね。

2023年3月までに世界の日産グループ従業員の10%、1万2500人を削減する方針です。

私欲を肥やし、末端は切り捨てる。そのイメージは消せないとこまで来てるでしょう。
日本だけの問題ではなく、世界を巻き込んでの問題ですね。

今回の西川社長の手口は、株価があらかじめ決められた水準を超えた時に権利行使すると、差額を受け取ることができる

ストック・アプリシエーション権(SAR)を使ったもの
ストック・アプリシエーション・ライト(SAR)とは - コトバンク

これは、カルロス・ゴーンの株価連動報酬40億円分を有価証券報告書に記載していなかったのと同じ手口です。

今回浮き彫りになった問題は、西川氏が副社長だった2013年5月にSARを行使する際、権利の行使日を1週間ずらし、約4700万円多く利益を得たというもの。

ゴーンの容疑が2010年から2014年の5年間で40億円の過少申告ですが、西川社長も同じ時期に不正を行っていた事になります。

皆さんも記憶に新しいと思いますが、日産を守るため、ゴーンの私物化を防ぐため
と、西川社長が先頭に立ってゴーン失脚を訴えていたイメージが強いのではないでしょうか?

しかし、本来の見方は、2017年4月に代表取締役社長兼CEOの座をゴーンから譲られていますが、その時点でゴーンあるいはルノーから
「最もゴーンやルノーを裏切らず、日産自動車から搾り取れるものはすべて搾り取れる日本人である」
と評価されていたそうです。

しかし、日産自動車とルノーの経営統合についてゴーン被告から聞かされていたものの、その新会社の最高幹部に自分の名前がなかったからゴーンを売った。と考えられてます。

そして今回、他の役員にも同様の行為があった事を公にし、
「ゴーン体制時代の仕組みの一つだ」
と言い放ってしまったのだから大変な事です。

西川社長の問題は、ゴーンとともに逮捕されたグレッグ・ケリーが、「文藝春秋」のインタビュー記事で、不正を具体的に暴露して公になりました。
当時、司法取引をしてゴーンを告発した云々囁かれてましたが、今回の件と関係あるのでしょうか?
何のお咎めもなく辞任する事になると、これまた問題になりそうな事案です。

ゴーンの裁判は来春頃始まるみたいですが、司法取引の件も見ものですね。

西川社長の人物像についてですが、おそらく多くの方から見ても、信用できないヤツだと思う事でしょう。

ゴーンが莫大な報酬を得て、さらに不正をしてまで私財を増やす。
それを間近で見て、最もゴーンに感化された人物ではないでしょうか。

西川社長側に立って見てみますと、地位も名誉も報酬もくれるゴーンに陶酔していた。
ゴーンの右腕となり、不正への加担やルノーと日産の統合に尽力した。
信頼されてると思っていたが、新会社に自分の思っていた地位で迎えられないのが判明。
ゴーンに掛け合うが軽くいなされた。
生きる道を探したら日産側に立ち、社長に就任が最も自分を守れる選択肢だった。
思うように立て直す事もできず、不正が判明。
もういいわ。辞める。

という流れでしょうか?

一般人から見ると、破格の報酬を貰ってると思いますが、足りないんですかね?
どこかで、自分の能力や地位に納得しないと、どこまで行っても誰かと争わないといけませんよね。

ゴーンに言わすと、統合しても日産の上層部で居れるのに、なぜ言うこと聞かない?
ってとこでしょうか。
思ってたより西川社長の野心が強かったのかもしれませんね。

西川社長に言わすと、こんなに尽力して能力もあるんだから、ルノーに入れろ!
ってとこですかね。

西川社長は自分で思ってるより、能力が低かったのではないでしょうか。

大なり小なり、どこの会社でも社内政治は存在します。負けたほうは大人しくするか、辞めるかが普通です。
ましてや、一緒に不正を働いた上司に歯向かうなんてできませんよね。
不正前に告発するか、棺桶まで持っていくのが当たり前です。

ゴーンも西川社長も、日産を守る気が無かったのは間違いないでしょう。

今後の裁判まで楽しめそうですね。